投資初心者向け! 新しいNISAの概要

2024年に「新しいNISA」(新NISA、シンNISA)が始まる予定で、現行NISAから大きくスケールアップするようです。
ほぼ投資をしたことがない方に向けて、現行NISAとの比較や新しいNISAのポイントを記事にしました。
ぜひ読んでいただき、新しいNISAで株式投資デビューをしましょう!

目次

株式投資の利益には税金がかかります

株式投資で得た利益には税金がかかります😢

上場している株や投資信託を買って売却した際の利益や、一定の期日まで保有した場合に得られる配当金に対して20%(復興特別所得税を除く)の税金がかかります。
証券会社で口座を開くと、通常は「特定口座」という口座を開設するため、確定申告は必要なく、証券会社を通して自動的に税金が徴収される仕組みとなっています。
ちなみに、損をした場合は特定口座内で通算されますので、10万円の利益で2万円税金を払った後、5万円損失を出した場合は1万円還付されます。

NISAを利用することで一定額の投資には税金がかからない😊

NISA(Nippon Individual Saving Account) は、2014年に開始された制度です。
金融庁のデータでは、2022年12月末時点速報値で約1,800万口座が開設され、買付額は約30兆円に上ります。
NISAの口座で取引すると、その取引や配当で得た利益に対して税金がかかりません。その一方で、売却による損失を出しても、通算などによる還付もありません。

現在(2023年時点)のNISAですが、これは税金がかからない期間が決まっている期間限定の制度ですが、2024年からは非課税となる期間を限定せず(恒久)、非課税となる取引の限度額も大幅に拡大した制度に生まれ変わる予定となっており、非常に話題となっています。

新旧NISAについて

現行とあたらしいNISAの比較

現行NISAは有限の制度でしたが、新しいNISAは恒久的な制度になる予定です。
23年4月時点では正式にアナウンスされていませんが、現行NISAへの加入は2023年で終了する見込みのようです。

この記事を書いている2023年時点では、現行のNISAに加入し、2024年に新しいNISAにも追加で加入することで、両方のNISAの非課税制度を享受することができます。

ただし、現行NISAの口座で購入した株式や投資信託を新しいNISAの口座に移管することはできません
あくまでも別口座としては扱いとなります。

新しいNISAの主なポイント

恒久化も大きいですが、下記ポイント③も大きな変更点です。

1. つみたて投資と成長枠投資(個別株投資)の併用ができるようになった
2. 非課税期間の制限がなくなった(恒久化)
3. 非課税となる限度額が使い切りから限度枠の考え方になった(売却したらその分枠が復活する)

新しいNISAの限度額とその消化イメージ

限度額(左)と年間の投資枠などを勘案した1,800万円限度を消化するイメージです。
なかなか月に10万円以上のつみたてするのは現実的ではないかもしれませんが、早めに投資枠を消化して長期保有を継続することで、配当金や値上がりした分の売却可能性なども広がります、毎月自分のできるペースで積み立てて、ボーナスなどが入った際には、成長枠投資で個別株を買うなど、自分の収入にあった投資を継続していくのがよいでしょう。

NISAの始め方

NISAを始めるには証券会社に口座を作り、その証券会社にNISAの申し込みをすることで始めることができます。
申込方法は各証券会社に確認が必要ですが、現在はほとんどのネット証券会社で社、本人確認書類などは写真やPDFをアップロードすることで、郵送せずに完結することができるようです。

やっぱりネット証券がおすすめ

普段から相談し信頼できる金融機関の行員や社員がいれば別ですが、特にそういった方がいないのであれば、手数料が安いまたは無料で手軽に始められるネット証券の口座を開設するのがいいと思います。


開設するには”マイナンバーカード”は必須です、まだ発行していない場合は早めに準備しておきましょう。
(ネット証券の開設などサポートご希望の方はご連絡ください😊)

ネット証券を選ぶときのポイント

ネット証券会社を選ぶ場合のポイントを記載しましたので参考にしてください。
個人的には2のポイントと4の画面構成や操作性の2点を特に重要視して、口座開設をしました。

1. 手数料で選ぶ

通常、株式等の売買には手数料がかかります、NISAに関しては外国株式などを除いて手数料を無料としているネット証券会社も結構あります、その後のNISA以外の取引を勘案すると手数料が割安に越したことはありませんが、そもそも手数料は数百円のレベルですので、たまに売買する程度なら、あまり気にしなくてもいいかもしれません。(2023年時点で調べる限り、一番安いのはSBI証券ですね)

2. ポイントで選ぶ

ポイ活しているなら、証券会社のポイント戦略を確認してみるのが良いと思ます、わりと大手ネット証券会社はそれぞれ商品購入時にポイントを付与、たまったポイントで投資信託が購入できたりとお得なサービスを展開しています。
だいたいメジャーなポイントでみると、以下3社ぐらいでしょうか。

楽天証券
いわずと知れた楽天ポイントがたまります、楽天経済圏の方はぜひとも検討したい証券会社です。

SBI証券
三井住友銀行と連携したOliveという総合金融サービスに組み込み、Vポイントが付与されます、立ち上げ間もないこともあり還元率も高く、Tポイントも統合予定の為、今後主流になるかも?!

auカブコム証券
携帯会社のauが力をいれているのがPontaポイント、携帯がau、行きつけのコンビニがローソンならauカブコム証券がいいかもしれません。

3. 取りつかい商品数

新しいNISAについて、成長投資枠は個別株を購入できるので証券会社による差はありませんが、NISAでの売買が認められた投資信託の数はネット証券会社によって大きな差があります。
とはいうものの、その証券会社しか扱っていないお買い得な投資信託を選ぶのは至難の業、結局は”e-MAXIS”シリーズなどの代表的な商品を選んでしまいがちです、取り扱い本数は参考にはなりますが、一番重要視するポイントではないと思います。

4. 画面構成や操作性

成長投資枠で個別株を選ぶ際に重要になるのですが、主にPCで操作するのか、スマホで操作するのか?
自分が見たい指標や数字が見やすい構成になっているのか?などなど、ネット証券の場合はその画面やアプリのインターフェースが割と重要です。
個人的にはここは重要視していまして、マネックス証券の銘柄スカウターがお気に入りで、個別株の検討をする際には必ず、銘柄スカウターを利用しています。

まとめ

  • 2024年から新しいNISAが始まります。
  • 新しいNISAでは非課税期間の恒久化、限度額が枠の考え方になり現行NISAよりかなり条件が良くなります。
  • 2023年中に現行NISAに、2024年以降に新しいNISAにそれぞれ加入できます。
  • 証券口座開設はネット証券会社がおすすめ(マイナンバーカード必須)。
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