ふるさと納税では定番のお米
お米はふるさと納税の返礼品のなかでも定番中の定番ですよね。
払うはずの税金がお米に変わるなんて! 年貢を納めていた昔の農民が見たらびっくりしそうです。
僕も毎年お米は少し注文します。昨年度は佐渡ヶ島のこしひかりを注文、これもとてもおいしかった!
今年度は最近普通にスーパーで売っていますが、家族が気にっている新之助というお米を注文しました。
チェックすると新潟県の複数の自治体が返礼品に採用しているようです、どの自治体でも2kg×3=合計6kgで1万円程度が相場のようでした。
都内のスーパーで新之助を買うと、2kgで税込1,500円弱、3袋なので4,000~4,500円ぐらいです、よって最終消費者の僕から見た還元率は40%程度というところです。
余談ですが、ふるさと納税は過去返礼品の競争が激化し、本来の制度の目的からかなりゆがんできたため、2019年6月に改正が行われて、還元率(返礼品の仕入れ額÷寄付額)を上限30%と定めました。
この還元率は仕入れ額ベースになります、ということは仕入れ額と実勢の小売価格の差が大きい場合に、消費者としてはお得感が増すことになります。
よって、各自自体の名産品は都会で購入すると輸送費や仲買などもろもろで高くなりますが、産地では割安で仕入れることができますので、やはり単純にその自治体の名産を買うのが楽しいしお得なのかなと思います。
新潟県柏崎市について
とりあえず新潟には縁もゆかりもないので、優待目的で100株保有しているブルボンの本社があるという理由から、柏崎市のふるさと納税で新之助を注文しました。
僕調べの柏崎市はざっくりこんな感じです。
- 日本海に面しており、細長い新潟県のちょうど真ん中あたりに位置している、人口は8万人弱、新潟全般に言えることですがとにかくご飯や海鮮はおいしいらしい。
- 水球が盛んで、とにかく市のサイトでもなんども水球推し!
- 世界最大規模の出力を誇る柏崎刈羽原子力発電所(略称KK)があり、東京電力だけではなく一部は東北電力にも電気を供給
- 駅から15分圏内の戸建住宅は、土地が30坪程度で新築で2,000万円少しぐらいから買える、3,000万円超えたらいいおうちっぽい。中古だと1,000万円台で買えるので、練馬の3または4分の1ぐらい!
- 新潟の中では積雪はそんなに大したことがない(1m積もるのはまれ)
- 本社が所在する上場企業は株式会社ブルボンと株式会社植木組
新之助について
では最後に、これまであまりお米のことを調べる機会はなかったのですが、せっかくなので、新之助の公式WEBサイトで少し調べてみました。
リスク分散のために新潟県が開発
新潟県で栽培されているお米の約70%以上が人気のある品種コシヒカリに集中しています。
お米に限らず作物は品種によりできる時期が異なり、収穫時期にの早い順に、早生(わせ)、中生(なかて)、晩生(おくて)と呼ばれています。そして、コシヒカリは中生になります。
もし自然災害がちょうどコシヒカリの収穫時期に起きると、その年のコメの収穫に大きな影響が出ます。
もし、収穫時期が分散されていれば、そのリスクを軽減することができます。
(ファイナンシャルプランナーが資産のポートフォリオを提案するときとよく似ています。)
すでに新潟県では早生ではこしいぶきという人気の品種を開発、次に晩生での人気品種の開発に取り組んだ結果できたのがこの新之助ということです。
新潟県の新米は、こしいぶき→コシヒカリ→新之助の順で出てくるということですね!
科学的にもおいしさが証明されている
新之助の大きな特徴は以下の4点のようです。
- 粒が大きい!
- 豊かな甘みとコク!
- 冷めてもおいしい!
- 長期間保存しても劣化が少ない
新之助の公式サイトから上記のような特徴が紹介されています、さらに科学的(食味官能試験結果)にもコシヒカリと比べて、味と粘りは新之助がコシヒカリより上とういう結果が、香りはコシヒカリに軍配という結果となっています。
それ以外の項目を含めた総合評価でも新之助はコシヒカリを上回りました。
確かに妻が新之助を気に入ったのも納得です。
お米の品種もそれぞれ物語がありますね、面白い!
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